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感じる万葉集 雨はシクシクと降っていた / 上野誠

感じる万葉集 雨はシクシクと降っていた / 上野誠

鼻水を「ビシビシ」と啜る。馬の足音は「トド」と鳴る。酔っぱらいは「ヱラヱラ」と騒ぐ。万葉の人びとは、目の前のものをどのように感じ、どう表現していたのか。響きの言葉から心の世界を読み解く入門書。鼻水を..

熱狂する明代 中国「四大奇書」の誕生 / 小松謙

熱狂する明代 中国「四大奇書」の誕生 / 小松謙

それは「熱狂」の時代だった――! 現代でも高い人気を誇る中国四大奇書を生み出した明代後期。なぜ次々と傑作が生み出されたのか。文学史にとどまらない、その複雑な成立背景を解き明かす。日本人にも馴染みの深い..

謎解き妖怪学 / 小松和彦

謎解き妖怪学 / 小松和彦

式神、つくも神、百鬼夜行……目に見えない異界のものたちは、どのように絵画に描かれてきたのか。50年にわたって妖怪を研究してきた第一人者が、研究史を振り返りながら、妖怪にまつわる謎を解き明かす。マンガやア..

家康の天下支配戦略 羽柴から松平へ / 黒田基樹

家康の天下支配戦略 羽柴から松平へ / 黒田基樹

天下人となった家康が取り組むべき課題は、外様有力大名と安定した関係を作ることであった。羽柴家当主・秀頼を孤立化させ、新秩序を作り出した家康の、戦争を起こさずに覇権を存続する巧妙な政治戦略とは。■優先..

武士の道徳学 徳川吉宗と室鳩巣『駿台雑話』 / 川平敏文

武士の道徳学 徳川吉宗と室鳩巣『駿台雑話』 / 川平敏文

徳川吉宗の時代、「侍講」という立場で武士の道徳学を説いた朱子学者・室鳩巣。武家の忠義の話、漢詩・和歌の話、日常的な教訓の話……。近世から近代へと変わりゆく教育デザインを読み解く。十八世紀初頭、江戸幕府..

短歌を楽しむ基礎知識 / 上野誠

短歌を楽しむ基礎知識 / 上野誠

短歌は生まれ変わり続ける。第一線の研究者と歌人が、万葉集の時代から、近代、現代のネット短歌まで、1400年の歩みを一気に振り返り、それぞれの時代でさまざまに姿を変えてきた短歌のありようを明らかにする。近..

50の名画でたどる西洋美術史 / 宮下規久朗

50の名画でたどる西洋美術史 / 宮下規久朗

名画とは何だろうか。西洋絵画の父ジョットから、現代の巨匠リヒターまで、美術史に名を刻む50作を概観。キリスト教、擬人像、寓意・象徴の表現など、背景に広がる基礎知識とともに、西洋美術史の精髄にふれる。そ..

戦争宗教学序説 信仰と平和のジレンマ / 石川明人

戦争宗教学序説 信仰と平和のジレンマ / 石川明人

従軍する聖職者、帝国海軍の艦内神社、聖書の一節を示す銃の刻印──。なぜ戦争は宗教を求め、宗教もまた武器や戦いのイメージを用いるのか。宗教学と戦争研究の交錯点から「平和」の意味を問う人文学の新たな試み。..

古典手帖 源氏物語 / 針本正行

古典手帖 源氏物語 / 針本正行

全五四巻の大長編『源氏物語』が、知識ゼロからするするわかる入門書。巻ごとにあらすじ・系図・イラストでコンパクトに紹介し、キーポイントはコラムで徹底解説。信頼度&理解度ナンバーワンの決定版。全五四巻の..

万葉考古学 / 上野誠 編

万葉考古学 / 上野誠 編

近年相次ぐ古代遺跡の発見。多くの遺跡は、奈良と大宰府へと続く道沿いに点在している。考古学の視点で万葉集を読み解くとどのような風景が見えてくるのか。都市や交通、境界をテーマに、万葉の世界に迫る。近年、..

徳川家康と武田信玄 / 平山優 著

徳川家康と武田信玄 / 平山優 著

信玄の誤解や焦りを利用し、したたかに足元をみてゴネる家康――2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」時代考証担当が従来像をくつがえし、戦国史の最前線に斬り込む。<br>平山優 著角川書店2022年11月トクガ..

ルソー エミール シリーズ世界の思想 / 永見 文雄 著

ルソー エミール シリーズ世界の思想 / 永見 文雄 著

教育学の古典として知られる『エミール』。しかし教育論にとどまらずルソーの知見のすべてを注ぎ込んだ、生涯の思索の頂点に立つ作品である。このエッセンスを、だれでもわかるよう懇切丁寧に解説した入門書。<..

家康と家臣団の城 / 加藤 理文 著

家康と家臣団の城 / 加藤 理文 著

徳川家康の居城とその一門、家臣団の築城を分析することにより、江戸幕府という長期政権の城郭政策を明らかする。秀吉政権との対決(戦)をベースにした攻城政策にも注目する。天下人の城分析「家康」編。家康自ら..

災害とたたかう大名たち / 藤田 達生 著

災害とたたかう大名たち / 藤田 達生 著

災害に見舞われ続けた江戸時代、藩主たちはどのように領国を復興させたのか。相次ぐ危機を乗り越え、領民との間に醸成された信頼関係が、財政強化による自立の原動力となっていく。時代の転換を読み解く、新視点!..

カント実践理性批判 / 御子柴善之

カント実践理性批判 / 御子柴善之

『純粋理性批判』の精緻な実現を記す『実践理性批判』。「義務論」を念頭に本書を読み解けば、作品とその思想について新たな姿が見えてくる。現在日本のカント研究を牽引する第一人者による最上の入門書。『純粋理..

青年家康 松平元康の実像 / 柴裕之 著

青年家康 松平元康の実像 / 柴裕之 著

青年期の家康=松平元康は、いかに今川家の従属から独立し敵対していったのか。同時代の戦国大名と国衆との関係のあり方を踏まえ、父・広忠時代からの松平氏の歩みや今川義元の三河支配と実態を徹底検証。忍耐と家..

江戸のことば絵事典 『訓蒙図彙』の世界 / 石上 阿希 著

江戸のことば絵事典 『訓蒙図彙』の世界 / 石上 阿希 著

<br>石上 阿希 著角川書店2021年03月エド ノ コトバエ ジテンイシガミ アキ/

秀吉と家臣団の城 / 中井 均 著

秀吉と家臣団の城 / 中井 均 著

豊臣秀吉と一門・家臣団の築城を分析することで、城郭政策を明らかに。さらに合戦や攻城戦での陣城にも注目し、秀吉の戦争形態をも解き明かす。『信長と家臣団の城』に続き、天下人の城を徹底分析!<br>中井..

まぐわう神々 / 神崎宣武

まぐわう神々 / 神崎宣武

卑猥ということなかれ――子孫繁栄、五穀豊穣を願い、明治初期までは日本各地にみられた「性神信仰」。消えた、あるいは残ったそれらの信仰や造形物、祭を辿り、原初信仰がどのようなものであったかを探る。記紀神話..

死と生の仏教哲学 親鸞と空海を読む / 立川武蔵

死と生の仏教哲学 親鸞と空海を読む / 立川武蔵

今この世界を生き、やがて死を迎え消滅する。あらゆる生命がたどるこのプロセスを仏教はどのように考えてきたのか。死と浄土、世界と聖性をめぐる究極の問いを、親鸞『正信偈』と空海『即身成仏義』に探る。生まれ..