鳥海山の伏流水を含む海水を汲み上げて作った酒田の塩

　鳥海山の透明度の高い伏流水は、陸地だけではなく、海中にも沸き出しています。
この吹浦沖に湧き出る鳥海山の伏流水を含む海水を汲み上げ、釜で煮詰めて不純物を取り除き、さらに焼いて磨きをかけたのが酒田の塩。

　汲み上げた日本海の海水を約80℃の平釜で約16時間じっくり煮詰めます。水分（成分はにがり）をこしたものを約1週間かけて乾燥させます。そして鉄板で二度焼きして水分を飛ばします。これが「酒田の塩」最大の特徴である二度焼き製法です。

　手間をおしまないこだわりが自然の旨みを引き出しています。釜で煮詰める燃料は自社の営む建築会社の余った建築木材を使用。エコにこだわった環境にやさしい塩です。
　鳥海山は、「水分（みまくり）の神」とも呼ばれ、日本海から吹きつける季節風の影響で、雨や雪が降り、その年間降雨量は熱帯山岳地域に匹敵します。
　地下に浸透した水は、100年以上もの歳月をかけて綺麗に濾過され、大地の養分やミネラルを含んだ伏流水となり、湧水として各地に沸き出しているのです。100年以上の歳月が育んだ大自然からの贈り物です。