高度成長期の日本酒は甘口で、疲れ切った労働者のカラダを癒したそうです。
現在では、辛口淡麗な酒へと好みがうつり、甘口のお酒は少数派となっていますl
広島の地酒は、もともと味が濃く甘さを感じる酒が広島型として伝統的でした。
白牡丹は、広島の伝統的な味わいである、ほのかな甘さを感じるとろりとした濃い口の酒の味を守り続けています。
そうした酒造りの姿勢に、根強いファンが多く「晩酌には白牡丹だけ」という広島県人も多いのです。古くは、胃腸の弱かった夏目漱石が「白牡丹の酒なら飲める」と愛飲したやさしい味わいの酒を飲んでみてください。