【使用上の注意】
・マラケシュラビリンスは、厚みに違いのある大理石を大小織り交ぜて並べて、裏シートをつけた製品です。
・壁仕上げ用で、床面には適しておりません。屋外、室内の場所を問わず広くお使いいただけます。
・天然石につき色調、紋様、寸法（縦／横／厚み）にバラつきがありますので予めご了承ください。
・石材重量がかなりありますので、下から積み上げるように施工してください。施工中のシートのズレを防止する目的で、仮止め用にシートは一回り大きくしてあります。ラス釘などで、シート毎に固定しながら施工してください。
・目地材は詰めない想定になっています。隙間が気になる場合は片側からしっかりと詰めながら施工するか、あるいはシートから石を外して１つずつ張り上げてください。
・シートはあくまで仮のものです。壁面に施工するにあたり、しっかりと石材と下地が接着されるように接着剤を用いて下さい。
・石材重量が重いので、モルタルを用いて施工された場合、後に石材が脱落してくる恐れがあります。石用の接着剤を使用されることを推奨します。
・天然石のため、耐凍害仕様、極寒冷地仕様など、特別な対応は出来ていません。冬期の凍結破損などの恐れがある地域での外部利用はご注意下さい。
・石の深い色味をそのまま保持したい場合、シーラー材などを表面に塗布してください。指定品はありません。
・石材表面は埃、砂、汚れが付着していることがあります。施工後は、石材表面を清掃してください。特に、内装材としてご使用される場合は、必ず一度拭き仕上げをしてください。
・まれに、石材表面に白い炭酸カルシウムが付着することがあります。その場合も雑巾等を用いて拭き仕上げをしてください。
・接着剤にモルタルは適していません。石材重量が重く、剥離・脱落を起こしやすいのと、モルタル中のセメント成分と水分が入り混じりアルカリ水となって石の表面に吸いあがってきます。石の表面に上がってきたアルカリ水が、空気中の炭酸ガスと反応するとエフロとなって白い粉を噴き固まります。
・石材から、汚れ、灰汁、錆などが流れ出ることがあります。ジョリパット仕上げの門柱にライン状に施工する場合、壁面を汚損する可能性がありますので、必ずジョリパット面には撥水コート仕上げをするなど、汚損防止対策をしてください。万一、汚れた場合は「アクトル」などを用いて綺麗にしたのち、撥水コートで再度表面を仕上げてください。
・石材の色味は、乾燥状態では白っぽく、濡れ色では濃く出ます。特に、グレーはその色味の違いが大きく、濡れ色を保持したい場合は、表面に石材のシーラー（トップコート）を塗布してください。