ニット一筋40余年の大ベテラン、カルミネ・フェランテとその息子フィリッポが作るサンモリッツ。いわゆるファクトリーブランドですが、フィリッポがデザインチームを率いるようになってから評価がうなぎのぼりに上昇し、ラルディーニをはじめとする多くの有名ブランドから仕事が舞い込んでいます。ココンチのすごいところは、デザインはもとより糸から縫製に至るまですべてが計算されており、足すところも引くところもないことから、多くのブランドが“そのまま”自社製品として採用している点にあります。みなさんご存知のあのブランドもこのブランドも、実はフェランテ社が作っていたりします。余談ですが、フェランテ社はサンモリッツの他にもブランドを展開しており、そのひとつがFILIPPO DE LAURENTIIS(フィリッポ・デ・ローレンティス)です。
細番手高級糸から紡ぎ出される繊細で上品なニットコレクション
1978年、アドリア海に面するイタリア中部のペスカーラで誕生した「S.Moritz(サンモリッツ)」。ニットに精通したカルミネ・フェランテが率いるFerrante Brands srl(フェランテ社)のオリジナルブランドです。ブランド名は、スイス南東部にあるヨーロッパ屈指の高級リゾート地・サンモリッツに由来しています。ニット専業ブランドだけあって、カシミヤ、メリノウール、シルク、リネン、コットンなどバラエティ豊かな細番手高級糸を巧みに操ります。ハイクオリティーであることはもちろんですが、その高級感を日常で味わえることを特徴にしています。そのためスタイルはあくまでベーシックであり、長く楽しめるところに魅力があります。トレンドに左右されない定番スタイルを確立している一方で、糸、編地、加工などに工夫を凝らし、現代的なフィッティングと融合させ、常に新しさがありながらどこか懐かしさを感じさせる、両者のミックスが絶妙なコレクションに仕上がっています。
ニット一筋40余年の大ベテラン、カルミネ・フェランテとその息子フィリッポが作るサンモリッツ。いわゆるファクトリーブランドですが、フィリッポがデザインチームを率いるようになってから評価がうなぎのぼりに上昇し、ラルディーニをはじめとする多くの有名ブランドから仕事が舞い込んでいます。ココンチのすごいところは、デザインはもとより糸から縫製に至るまですべてが計算されており、足すところも引くところもないことから、多くのブランドが“そのまま”自社製品として採用している点にあります。みなさんご存知のあのブランドもこのブランドも、実はフェランテ社が作っていたりします。余談ですが、フェランテ社はサンモリッツの他にもブランドを展開しており、そのひとつがFILIPPO DE LAURENTIIS(フィリッポ・デ・ローレンティス)です。
休日スタイルの秘密兵器。インにもアウトにも使えるニットパーカー「FH1ML2AT」
“ラクチン”や“リラックス”がキーワードになっている昨今のファッション業界。シャツに代わるアイテムとしてニットウェアに人気が集まっていることは周知のとおりです。タートル、モック、クルー、カーディガンなど今季もニットは大豊作ですが、定番デザインはちょっと飽食気味という方も多いのではないでしょうか。そんな方にお勧めしたいのが、サンモリッツから新たに登場した「FH1ML2AT WC12R」です。
デザインは、アウター代わりに使えることから人気を博している「フルジップパーカー」になります。老若男女問わず人気がある定番アイテムなので既に持っている方も多いと思いますが、本商品は巷に出回っているフルジップパーカーとは少し毛色が違います。カジュアルなイメージが強いフルジップパーカーをニット素材に落とし込むことにより、リラックスした雰囲気に上質感が溶け込んだ大人に相応しい一枚に仕上げています。カジュアル&スポーティな外観に相反する上質な素材使い、このギャップがいいですね。腹部のポケットも洒落ており、絶好のアクセントになってこのニットパーカーをよりいっそう洒脱に見せています。従来モデルは7ゲージでしたが、今季から12ゲージに変更されているところがミソ。着膨れしない(=かさ張らない)のでレザーライダースやテーラードジャケットのインナー使いもお手の物です。これ一枚でいつもの着こなしが新鮮に生まれ変わるので、定番ニットばかりでマンネリ気味という方はぜひ手に入れてください。期待を裏切らない活躍をしてくれるはずです。
洗練された見た目を生むネック部分を高めにとったフードや、耐久性を高めるオーバーロック縫製、型崩れしにくい筒リブなど、着用者目線で作り込まれている点にも好感を覚えます。作りのよさはピカイチです。
素材には、イタリア屈指の紡毛紡績PAPI FABIO(パピ・ファビオ社)の高級細番手紡毛糸DOROTHY(ドロシー)を採用。Super120’s表示のスーパーファインメリノウールとカシミヤの混紡素材によってもたらされる、繊細な起毛感、滑らかな肌触り、高級感ある風合いは、何物にも代え難いものがあります。ウール特有のチクチクやゴワゴワがまったくないので、とにかく着ていて気持ちがいいです。
日本人の体型にフィットする程よく細身でコンパクトなシルエット
サンモリッツの魅力のひとつに「日本人の体型に合うフィッティング」が挙げられます。脇下のもたつきを解消した細身すぎないスリムフィットで、ファッションショルダーによって肩まわりをコンパクトにまとめてすっきりした印象に仕上げています。サンモリッツはイタリアブランドですが、“これって日本のブランドじゃないの?”と思えるくらい日本人の体型にフィットするので、インポートのニットは体型に合わないという方でも安心です。
ウールとカシミヤが繊細なハーモニーを奏でる高級細番手紡毛糸「DOROTHY」
このニットには、イタリア屈指の紡毛紡績PAPI FABIO(パピ・ファビオ社)の高級細番手紡毛糸「DOROTHY(ドロシー)」が使用されています。アペニン山脈の麓の小さな町ガッジョ・モンターノで1890年に創業したパピ・ファビオ社は、5世代130年以上にわたって伝統を守り続ける家族経営の紡績メーカーです。ハイエンドのカード糸生産におけるリーダーとして知られ、カシミヤをはじめSuper180’sといった最高級糸をハイブランドに提供しています。近年サステナビリティへの取り組みにも力を入れており、ノンミュールジングウールを積極的に使用しています。
パピ・ファビオ社が手掛ける高級細番手紡毛糸DOROTHYは、繊維の平均直径が17.5ミクロンという極細の原毛を持つオーストラリア産のスーパーファインメリノウールから作られています。一般的なメリノウールの平均直径が23ミクロンと言われているので、いかに質が高いかが分かります。そこに最高ランクのカシミヤを加えることで、高級感ある風合いと滑らかな肌触りを生み出したのがDOROTHYです。紡毛糸のスペシャリストだけあってカードスピニングに長けており、他の紡績メーカーでは出せない柔らかな質感でありながら強くしなやかな糸に仕上がっていることも特徴です。
思わず顔がほころぶ心地良さです。程よい厚みで使いやすい12ゲージニット
編地は、上記のようなパピ・ファビオ社の高級細番手紡毛糸DOROTHYを低速でじっくり編み上げたハイゲージニットになります。ゲージ数は「12」。数値上はハイゲージニットに分類されますが、糸に膨らみがあり、しっかり目が詰まっているので、他のブランドの12ゲージニットよりも厚みがあって暖かいことが特徴です。ハイゲージとミドルゲージの中間くらいの編地とでも言えばいいでしょうか。着膨れしない(=かさ張らない)のでインナー使いしやすく、それでいてしっかり感があるという、すごく使い勝手のいい編地です。
Super120’s表示のスーパーファインメリノウールが主原料になっている、そのうえカシミヤ混なので肌触りは“最高”です。ウールの柔らかさ、心地いい弾力、そこにカシミヤの滑らかさが加わっているので、袖を通すと思わず顔がほころびます。ウール特有のチクチクやゴワゴワがまったくないのはもちろん、カシミヤ10%とは思えないほどの滑らかな肌触りに驚かされます。贔屓目なしに見ても安価なカシミヤニットよりも肌触りがいいです。これ一枚ですごく暖かいので、一度着たら手放せなくなると思います。2プライ糸が使用されているため、毛玉ができにくく、型崩れしにくい点もうれしいです。
※ 着丈はフードを含めずに採寸した数値になります。
※ ニット製品のため寸法に若干の誤差が生じます。予めご了承ください。
(単位: cm)
(ダークネイビー)
/ フィリッポデローレンティス 秋冬 メンズ イタリア ダブルジップパーカー
(FULLZIP ML CAPP LANA CASHMERE)
金具:ガンメタリック
・ドローコード付きフード
・ドローコード先端メタルキャップ
・身頃ポケット
・フード、肩、袖付けオーバーロック縫製
・袖口、裾まわり筒リブ