風の王国と呼ばれる、インド北西部のラジャスタン州にあるソジャットは、ヘナの生育に最適の気象条件を備えているといわれ、美しいヘナ畑が広がる、世界有数のヘナの大産地です。
ソジャットは乾燥し、ヘナの栽培に適した気候であり、またヘナは農薬や化学肥料を用いなくとも育つ、強健な植物のため、ここで育てられるヘナは無農薬で安全な環境で育つ安全な植物です。
また、ナイアードでは、現地にハーブの知識豊富なスタッフを置き、スタッフ自らの手でヘナやハーブの買い付けを行い、その立ち会いのもとに契約工場で粉砕作業を行い、栽培から加工まで化学成分に触れることのない、安全で良質のヘナをお届けしてます。
(ナイアードのヘナは、2001年4月の薬事法改正に伴い化粧品登録を行い、ヘナやその他のハーブなど植物の粉末だけでつくった、安全なヘナを化粧品として販売しております。)
ヘナとは?
ヘナは、西南アジアから、北アフリカまで自生しているミソハギ科の植物で、最大の原産国はインドです。木の高さは3-6メートルの低木。先の尖った、長さ3cm、幅1.5cm位のだ円形の葉の形をしています。小さな甘い香りの白い花を房状につけ、インドでは美と幸運の女神、ラクシュミーが好む植物として知られ、枝、葉、実ともに、薬や染料として身近に用いられてきた植物です。
ヘナが人に親しまれて来た歴史は長く広く、インドのみならず、中近東はもちろん旧約聖書にも登場します。日本名の指甲花(しこうか)やツマクレナイノキという名からもわかるように、今でも日常的な美容のほかに、結婚式やお祭りの装飾として、マニキュアやボディペイントに用いられてきました。
また、ヨーロッパでも早くからポピュラーなヘアトリートメント、染毛料として普及しています。
また、現在では、ヘナの殺菌効果を利用し、ヘナのエキスが様々な病気の治療薬の原料としても役立っています。
このように、ヘナは古くから世界のさまざまな場所で美容や医療の分野で人と深く結びついた植物です。これからも、新しいさまざまな用途、そして、古きよき使い方が改めて、発見されていくことでしょう。
●安心して使えるヘアカラー「ヘナ」
ヘナはインドや北アフリカを原産地とする天然の植物で、古くから薬や染料として多くの人に身近に用いられてきたハーブです。
欧米では既にトリートメントや染毛剤として非常にポピュラーな存在で、日本でも髪やからだに安全な植物性のヘアカラーとして、普及し、さまざまなヘナが販売されています。
毛染めは、身近にあるもっとも身体に負担をかける化学物質といわれているにも関わらず、白髪染めの利用者は1000万人以上いるといわれています。/font>
また、髪を染めたくても、市販の染毛剤ではかぶれてしまう、 危険性を知っているために利用できない、やむを得ず使っているけれども、より安全なものがあれば。と思う方達は予想以上に多いようです。「ヘナ」はそのような、期待に十分添うことのでできるものではないかと思います。
●せっかくの「ヘナ」になぜ化学的な染毛剤が添加されてしまうのでしょう?
ヘナは染毛効果とトリートメント効果を兼ね備えた、すばらしいハーブです。
しかし、欠点があるとしたら、発色が、日本人の黒髪には明るすぎること、色の種類が出しにくいことです。
そのため、 この欠点を補う目的や利用者の天然志向にあわせるかたちで、ヘナを中心にしながらも、色の種類を増やす目的で、一般の染毛剤と同様、アレルギーを引き起こす可能性のある化学染料や、顔料を添加した製品も、「ヘナ」として出回っている現状があります。
また、2001年4月の薬事法の改正で、ヘナが化粧品の原料として認められたため、「ヘナ」入りとしながら、合成界面活性剤や化学染料など肌に負荷をかける成分を添加した商品も登場するようになりましたし、薬事法改正以前は、雑貨扱いというヘナの状況を逆に利用して、ジアミン系の染料など、皮膚障害が確認されている物質が、成分の明記なく添加される事がありましたが、「ヘナ」という化粧品としては新しい素材の自然なイメージだけが利用される場面も生じています。本当の身体への安全よりも、色や、イメージの方が優先されてしまうのは、残念なことです。
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