~決して大量生産にこだわらず、常にその品質を追求する~
1946年に初めて蓄電池を製作して以来、常にMOLL社はその高品質を世界中から賞賛されてまいりました。
そして現在も、ドイツバイエルン州のバード・シュタッフルシュタインの工場から世界中に向けて、何百万個ものバッテリーを出荷しております。
MOLL社は、蓄電技術の専門家で才能豊かなピーター J.モルによって設立されました。当時から彼は「蓄電池分野は鉛蓄電池の生産管理技術が鍵になる」と語っていました。
創業当時から「技術開発や製品に対しては、決して妥協せず、つねに最高品質を追及する」という経営方針は今なお変わらず、MOLL社の企業哲学として受け継がれており、またMOLLブランド品質の代名詞となっています。
“Made in Germany” ~ドイツ国内製造宣言~
それは最高経営者であるゲルチ モル - モエホルスタッドによって発表されました。
「われわれは何れの資本参加も受け入れず、ドイツの国内工場のみで生産を続ける独立した唯一のバッテリーメーカーであり続ける」
高品質と並ぶMOLL社のもうひとつの強み、それはその柔軟性です。
ドイツの国内工場での生産は物流面で有利なだけでなく、自動車メーカーなどの販売先からの技術的要求に対し素早く対応する事ができます。もちろんこれはMOLL社の高い技術開発力があってこそはじめて可能となり、自動車メーカーや先進企業との強い信頼関係を築くうえでの必須条件ともなっております。
MOLL社はすでにVWやAudi、Porscheなど優れた自動車メーカーに純正装着バッテリーとして採用され、ポルシェ最優秀サプライヤー賞を5度、VW・Audiグループ最高品質サプライヤー賞を6度受賞するなど、ドイツの高級車メーカーにその高品質を高く評価さており、新たにイタリアのプレミアムスポーツカーメーカーであるLamborghiniにも純正装着品として採用されました。
また自動車専門誌や消費者団体が独自に行うテストにおいても、他社を上回る優秀な成績を獲得。アフターセールスマーケットにおいても交換用バッテリーとしてユーザーから高い支持を受け、ヨーロッパでは、あらゆるディーラーが推奨バッテリーとしてMOLLを採用しています。
いくつもの技術的特徴の中で最も重要なものがKamina(カミナ)システムと呼んでいる中央集積ガスシステムです。この技術は従来のバッテリー使用時におけるガスの排出を制御できずに極板が破損する問題を解決しました。1953年にオートバイ用のバッテリーとして開発されて以降、MOLL独自の技術は自動車用や産業トラック用のバッテリーに採用されてきました。現在では世界のほとんど全ての高性能バッテリーに中央集積ガスシステムは採用されており、今やMOLLのこの技術は世界規準となっております。