●2000年前からローマの哲人は知っていた 選ばれる方法
ISBN : 9784866514116
■内容紹介
哲人に学ぶ「人類の知恵」シリーズ
2000年前から読み継がれる人付き合いの教科書――
平民から「もっとも偉大な政治家」に上り詰めたキケロの人心掌握術
2000年前、古代ローマ。
平民出身でありながら、ローマの最高位「執政官(コンスル)」に上り詰めたキケロ。
彼が厳しい階級社会のなかで、選挙に勝利できた背景には、キケロの弟(クイントゥス)が書いたとされる、ある手紙がありました。
どうしたら貴族出身のライバルを差し置いて、支持者の心を集めることができるのか?
表面上の付き合いではなく、本当に支持者と心を通わすためにはどうしたらよいか?
自分をよく思っていない人々とはどう接するべきか?
「選挙に勝つ方法」と題されたその手紙に書かれていたのは、きれいごとを抜きにした、なりふり構わない人の心をつかむ方法の数々!
●人は率直な真実よりも、丁寧な嘘を好む
●ノーは言わずに、なんでも約束してしまえ
●長いものには巻かれなさい
●家族や友人など、身近な人ほど絶対にないがしろにするな
巻末には、立正大学客員教授・内藤誼人氏による解説も収録!
キケロのノウハウを、現代の心理学的視点から紐解きます。
取引先から選ばれたい、上司から選ばれたい、大切な人から選ばれたい、人間関係を円滑にしたい…人生は「選ばれる」ことの連続――。
選挙に出る予定がなくても、明日からすぐに使いたくなる、究極の「選ばれる方法」がここに!
【目次】
プロローグ 古代ローマの選挙(ローマで政治家になるための、長く細い道/階級格差、賄賂の蔓延…ローマの選挙の実態)
第1巻 「自分」を知る(自分の強みを知る/味方を見きわめる ほか)
第2巻 「友人」を増やす(自分に好意を示してくれる人すべてが「友人」/身近な人ほど、絶対にないがしろにしてはいけない ほか)
第3巻 「隠れた敵」をかわす(敵にさえ博愛精神を示せ/2人のライバル ほか)
第4巻 「一般大衆」を味方にする(お世辞を言うことを恥じるな/次の日も、また次の日も、彼らと話すこと ほか)
選挙の結果
日本語版解説 2000年前から変わらぬ人間の心理
■著者紹介
著者 クィントゥス・トゥッリウス・キケロ(Quintus Tullius Cicero)
紀元前102年~紀元前43年。共和制ローマの軍人・政治家。
有名な政治家・雄弁家マルクス・トゥッリウス・キケロの弟で、本書は紀元前64年の夏、コンスル(執政官)に立候補した兄のために書かれた。
クィントゥスはプラエトル(法務官)をつとめたのち、アジア(現在のトルコ)の総督となり、ガリア戦争ではユリウス・カエサルの副官をつとめた。マルクス・アントニウスが権力を握ると、兄ともども暗殺された。
編者 フィリップ・フリーマン(Philip Freeman)
人文学教授。ペパーダイン大学でフレッチャー・ジョーンズ西洋文化講座(西洋文化の各分野の博士号取得者が集まるプロジェクト)を主宰する。
本書のシリーズにて編者、翻訳者をつとめるほか、『Searching for Sappho』(ノートン出版)、『Oh My Gods: A Modern Retelling of Greek and Roman Myths』(Simon & Schuster)など著書多数。カリフォルニア、マリブ在住。
翻訳者 船山むつみ(ふなやま・むつみ)
東北大学文学部(フランス文学専攻)、慶應義塾大学法学部(政治学専攻)卒業。
テレビ局勤務、新聞社の翻訳者、外国公務員を経て、翻訳者。
訳書に『2000年前からローマの哲人は知っていた 怒らない方法』(文響社)など。全国通訳案内士(英語・中国語・フランス語)。
解説者 内藤誼人(ないとう・よしひと)
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役社長。
慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。
社会心理学の知見をベースに、ビジネスを中心とした実践的分野への応用に力を注ぐ。著書は250冊を超え、ベストセラーとなった『世界最先端の研究が教える すごい心理学』(総合法令出版)のほか、『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』(明日香出版)、『いちいち気にしない心が手に入る本』(三笠書房)などがある。
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