シチリアの最も偉大なアンバサダーの一人と太鼓判を押される新進気鋭の生産者。カリカンテはミロ村とサンタ・マリア・ディ・リコーディア村の間にある畑のもので、果実味に加えて滋味と独特の酸味を与える。カタラットとミネッラはロヴィテッロ地区のもので、アロマティックなストラクチャーを与える。
土着3品種のブレンドから生まれるこのワインは、非常にフレッシュで、豊かなミネラルと塩味が楽しめる。エルセはギリシャ女神の涙のしずくの意。
最適な栽培環境
標高が高いエトナでは太陽の光が強く、常に風が吹き湿気が溜まらないために病害対策もほとんど必要ない。そのため、栽培において重要なのは「自然の命令に従い、テロワールと固有品種の潜在力を信じてシンプルで自由にワインを造ること」とフェデリーコは語る。
ワイナリー購入からわずか2年後の2009年には、WA誌で「このアペラシオンのトップ生産者のみが到達できるデリケートなテクスチャーを持つ」と絶賛され、いち早く頭角を現したフェッシーナ。続く2010年には、ガンベロ・ロッソでトレビッキエーリ、エスプレッソ誌でエクセレントを取得、2013年にはワイン&スピリッツ誌のTOP100ワイナリーに選出、シチリアにおける最も偉大なアンバサダーの一人として太鼓判を押されている。