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西洋近代由来の学術概念を超え、時代時代のさまざまな地域の思想家の思想的営為を丹念に読み解き、思想潮流の大きな変化を跡づける。
まえがき -書名についてー
第1章 序論 朱子学の遷移過程
1-1 ‘文明事象’としての〈朱子学〉
1-2 遷移succession
1-3 対象とする時期の上限にかかわる問題
第2章 李退渓(1501-70)の「心は神明の舎」観
2-1 「心は神明の舎」にたいする退渓の結論と「心病」
2-2 盧守慎の「心」観と新来の医学書・養生書
2-3 風土の違いと「自得」
2-4 徐敬徳「気」哲学の批判的継承
2-5 相互作用としての「妙凝」
第3章 李退渓の「理発」「理動」「理到」
3-1 スペインにおける‘人文主義’と‘神秘主義’の接合
3-2 「理発」「理動」とロヨラの「霊動辨別」
3-3 「読書如遊山」詩からの「理到」の考察
3-4 『武夷櫂歌註』読解からの「理到」の考察
第4章 退渓門下から旅軒・張顕光(1554-1637)にいたる「公共」
4-1 旅軒の「公共」の用例
4-2 退渓門下の「公共」の用例
(1)鄭惟一・李徳弘
(2)ソウ好益
4-3 柳成龍・旅軒における「公共」の社会化
4-4 旅軒における「公共」の‘生命論’的拡がり
4-5 「立巌記」における「公共」
第5章 藤原惺窩(1561-1619)とその周辺の「天道」観
5-1 デウスと天道
5-2 「造化は我に在り」
5-3 水平的な広がりをもつ「天道」
第6章 中江藤樹(1608-48)の「神理」と〈朱子学〉
6-1 「大乙神」と〈朱子学〉の相互交渉
6-2 「神理」のピラミッド
6-3 「人面獣心」
第7章 伊藤仁斎(1627-1705)における‘心性’と‘経世’
7-1 『孟子』の評価
7-2 元禄四年(仁斎65歳)の契機
7-3 「聖人の学は心のみ」
7-4 「学」と「道」
7-5 ‘経世’に関する問題二点
第8章 荻生徂徠(1666-1728)の「天命」説と「修辞」論
8-1 ‘政治における非合理’説の見直し
8-2 〈朱子学〉にたいする徂徠学の個性
8-3 孔子の「命」と、日本の儒者の「命」
8-4 『学則』第一則と二則のあいだの断層(飛躍)
8-5 「読書」と「修辞」
第9章 蔡温(1681-1761)における「心学」と「実学」
9-1 「哩囉」
9-2 「人」を「天」から齟齬させる惑い
9-3 「実学」について
第10章 大田錦城(1765-1825)と丁茶山(1762-1836)における‘生命’と‘霊性’
10-1 錦城と〈キリスト教〉、両者の「聖人」観
10-2 人間関係(仁)観
10-3 天人関係(天命)観
第11章 結論
あとがき
仁斎にとっての「学問」とは、世界の見え方を刷新させるものである。そして、そのような「学問」の道を開いたのが孔子であった。
第1章 序論“朱子学”の遷移過程/第2章 李退渓(1501-70)の「心は神明の舎」観/第3章 李退渓の「理発」「理動」「理到」/第4章 退渓門下から旅軒・張顕光(1554-1637)にいたる「公共」/第5章 藤原惺窩(1561-1619)とその周辺の「天道」観/第6章 中江藤樹(1608-48)の「神理」と“朱子学”/第7章 伊藤仁斎(1627-1705)における‘心性’と‘経世’/第8章 荻生徂徠(1666-1728)の「天命」説と「修辞」論/第9章 蔡温(1681-1761)における「心学」と「実学」/第10章 大田錦城(1765-1825)と丁茶山(1762-1836)における‘生命’と‘霊性’/第11章 結論
片岡龍(カタオカリュウ)
1965年、広島に生れる。早稲田大学を卒業後、同大学院で東洋哲学を専攻。韓国・淑明女子大学講師等をへて、現在、東北大学文学研究科教授。専門は、日本思想史・東アジア比較思想。最近は、「近代性」をテーマにした中国・韓国との共同研究に注力している。日本東アジア実学研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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